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出版ERPシステム A
(X-Payment)
日本ヴォーグ社(文化通信BBB 2019/11/4 掲載) a
日本ヴォーグ社
創 立:1954年5月8日
代表者:瀬戸信昭
資本金:4000万円
従業員:190人
所在地:〒164-0013 東京都中野区弥生町5丁目6番11号
 クラフト、ハンドメイドの分野で出版や教育、イベントなど多角的な事業を展開する日本ヴォーグ社は、2017年に本社社屋を移転し展示会やセミナーなどのスペースを拡大。商品・サービス別だった組織をジャンル別の5つのディビジョンに再編するなど新たな時代に向けた取り組みを強化。システムではこのほど新OSに対応する経理システムを導入した。また、今年は三浦百惠さんの作品集『時間の花束』の大ヒットといううれしいニュースもあった。
■1フロア1000平方㍍に
 同社は1954年に創業し、手芸に関する雑誌・書籍の刊行をはじめとして、学園運営、通信教育、通信販売、イベント、ワークショップなどを展開している。出版事業では定期雑誌7誌を発行し、書籍は年間100点ほどを刊行する。
 社屋は1971年から40年以上にわたって所在した東京・新宿区市ヶ谷の12階建て旧ビルから、東京・中野区の1フロア1000平方㍍4階建ての物件に移転した。
 「前の社屋は多層階だったので部署間の行き来が少なかったのですが、1フロアでいろいろな部門の人が顔を合わせて話しやすくなったので、部門間の壁がなくなってきたと感じます」と経営管理部経理課・内山修平課長は話す。
 2階には1フロアを使ったフリースペース「CRAFTING ART GALLERY(クラフティングアートギャラリー)」を開設。大規模な展示会からセミナーやワークショップなども開催することができる。隣接してギャラリーカフェ「Colors(カラーズ)」もあり、来場者が食事をしたりくつろぐこともできる。
■スマホアプリなども開発
 こうしたファンとリアルにつながる場を充実させる一方で、半年の期間で教材や動画で手軽に学べる通信講座「テナライ」を開設。
 さらにスマートフォンやタブレッ-トでいつでもどこででも学ぶことができるアプリ「CRAFTING」も開始するなど、デジタル分野にも力を入れる。
 無料動画なども多い中で、「教材キットも提供し、添削や問い合わせにも対応するなど、無料動画とは一線を画した高付加価値なサービスを追求しています」と内山課長は説明する。
 東京、大阪、札幌、横浜、名古屋、福岡で開講している「ヴォーグ学園」も生徒数は増加しており、「手芸市場自体は決して悪くありません。大事な人へのプレゼントを作ったり、人の作品と見比べたりする楽しみ方を提案していけば可能性は広がります」(内山課長)と見ている。
 また、こうした事業内容の変化に対応して、以前は出版物、教材、通信教育、通販、会員制度など販売手段別に分かれていた組織を、顧客目線で「ニット」「ソーイング」「キルンアート」「ジェネラル」「キルト&ステッチ」という手芸のジャンル別の5つのディビジョンに変更した。
■システムの使い勝手が変わらないことメリット
 経理システムは光和コンピューターの「X-Payment(クロス・ペイメント)」を2008年から利用してきたが、WindowsのサバーOSの保守が2020年1月で終了することから入れ替えを検討。数社を比較したが「慣れ親しんだシステムで対応できる」との理由で「X-Payment」の入れ替えで対応した。
 結果として「使い勝手は全く変わりませんでした」と内山課長。しかし「いちからマニュアルを作ったりシステム連携のための作業をする必要もありませんでしたし、それぞれ社員が自分で行う経費や伝票の入力作業も変えずに済んだので現場に負担をかけることもありませんでした」という。
■『時間の花束』が4刷20万5000部に
 多角的な事業を展開する同社だが、今年は大きなヒットがあった。
 7月26日に初版10万部で発売した三浦百惠さんのキルト作品集『時間の花束』が、これまで累計で4刷20万5000部に達したのだ。
 百惠さんが公式に姿を見せるのは引退以来初めてということもあり、同社が刊行を発表した直後からマスコミの取材が殺到、NHKのニュースでも取り上げられた。
 そのため「手芸書とは全く違う配本をしました」と営業部・和田琢哉部長。「発売日に紀伊國屋書店新宿本店でみていると、最初に購入されたのは50代ぐらいの男性でした」とかつての百惠ファンも手に取り、7割ほどの消化率になっている。
 ただ、百惠さんは30年以上にわたってキルト作りを続け、作品としてのクオリティーは高いという。今回の作品集も同社の細集者・今ひろ子さんとの長年培った信頼関係から生まれたものだという。
 2016年から各地で開催しているイベント「キルト&ステッチショー」では、今年の目玉企画として同書収録作品の特別展を開催。12月12日には大阪、来年5月8~10日には広島、さらに名古屋、新潟での開催も準備している。
 和田部長は「話題になったことで若い女性も手に取っています。これから広告宣伝にも力を入れるので、キルトファンにも百惠ファンにもなるべく多くの方にお届けしたい」と話している。


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