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出版システム A
(出版ERPシステム)
小峰書店  文化通信BBB 2018/10/29 掲載) a
(株)小峰書店
所在地:〒162-0066東京都新宿区市谷台町4-15
電 話:03-3357-3521
代表者:小峰広一郎
創 立:1947年6月18日
従業員:22人
 学校や公共図書館への販売比率が高い小峰書店は、一橋グループの出版ネット&ワークスを通して光和コンピューターのシステムを導入。倉庫会社との連動を含めて安定的にシステムを運用しているという。
■小・中学校向けセット商品が主力
 1947年に創業した同社は、絵本からヤングアダルトに至る児童書や小・中学校向け学習セット商品など子ども向けに幅広く出版物を刊行している。年間の新刊点数は65点ほど、稼働点数は約1000点に達する。
 「学習書では小・中学校のほぼ全教科に対応したセット書品を数多く刊行しているほか、ロングセラーとなっている『うさぎのくれたバレエシューズ』(安房直子文/南塚直子絵)や、『ひろしま のピカ』(丸木俊文・絵/丸木位里協力)、『みなまた海のこえ』(石牟礼道子文/丸木俊、丸木位里絵)、『おきなわ島のこえ』(丸木俊、丸木位里文・絵)、の3部作「記録のえほん」といった代表作が知られている。
 また、近年では学習もので2016年に刊行した『はたらくじどう車しごととつくり』(全6巻、セット本体1万3800円)が1万セットに迫る勢いで、「これほどすごい動きは初めて」と三井修一取締役営業部長が話すほどの売れ行きだ。
 刊行から3年を経ても売れ行きが落ちないといい、小学校現場の教員に指導を受け、文章量を絞るなど小学1年生向けに制作したことが広く受け入れられた要因のようだ。
■オフコンの不具合で新システムを導入
 現在のシステムを導入したのは2009年。それまでは個人に開発を依頼したオフコンシステムを利用していたが、出版VANのシステムに不具合が発生。当時の小峰紀雄社長が親しかった小学館・相賀昌宏社長を通して小学館グ ループの物流会社である昭和図書に相談、応急対応で受注データを取得できるようになった。パソコンシステムへの移行も考えていたこともあり、これをきっかけに、昭和図書の子会社の出販ネット&ワークスを通して新システムを導入。これが光和コンピューターの販売管理システムだった。
 開発には1年ほどをかけた。それまで紙で出力していたため、在庫表は週1回の出力で対応していたが、新システムに移行したことで、各自が卓上のパソコンでリアルタイムに在庫を確認できるようになるといった業務の改善ができた。
■倉庫で伝票発行
 同社の販売先は学校図書館、公共図書館の比率が7~8割に達するが、 基本的に取次、書店経由で販売している。
 物流はかつて自社倉庫に社員を置 いて出荷業務を行い、返品処理を出版倉庫会社の大東出版梱包に委託していたが、いまは出荷・返品とも大東出版梱包に全面的に委託している。
 倉庫にも端末を設置し、新刊配本や製本所から取次搬入する商品以外は、倉庫で受注データを入力し、納品、伝票を発行している。
■直接アプローチ増える
 学校・図書館への営業は、「児童書十社の会」に所属し、書店との巡回販売を中心に行っていた。しかし、同社の主力商品の販売先である学校現場の状況が、近年は変化してきているという。
 以前は午前中の中休みや昼休みにも 見本展示会ができたが、教員が忙しくなったことで、巡回訪問はほとんどが放課後中心となった。1日に訪問できる学校数も、かつての4~5校から1~校ほどに減っている。
 また、学校の司書教諭配置が進んだことで、セットものよりも単品で選書されるケースが多くなったという。
 こうした流れに対応し、出版社の倒も巡回の営業スタイルから、直接、司書や教員にダイレクトメールを送るなどの活動に徐々にシフトしているところもあるようだ。
■システムを生かして事業を展開
 「児童書十社の会」でも今年、「図書館応援プロジェクト」として、15万円以上購入するとビッグパネル2点と各社キャラクターのスタンプのうち一つを送るプレゼントキャンペーンを実施。司書や教員への直接アプローチを強めている。
 一昨年も「児童書十社の会」では10進分類カレンダーを作成して訪問校で無料で贈るキャンペーンを展開したが、「これほどキャンペーンを展開するようになったのはここ3年ほどではないでしょうか」と三井取締役は述べる。
 こうした販売環境の変化に対応するために、これからもシステムの進化に期待している。

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