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DOD出版センター A
デジタル・オンデマンド出版センター(東京都千代田区)
(文化通信 2016/5/30 掲載) a
第一回関西出版社制作勉強会
研文社尼崎工場を視察
   
   
   
   
   
   
   
   
   
 オンデマンド印刷により、小ロットでも低コスト・高品質を実現させる目的で設立したデジタル・オンデマンド出版センター(DOD出版センター)は、ウェブ上で見積もりや仮発注、制作工程の把握までできるプラットフォームを開発し、5月10日からサービス(無料)を始めている。
 同16日には関西の出版社が参加して「関西出版社制作勉強会」を開催。第1回は同センター参画社でもある印刷会社の研文社(本社・東京)尼崎工場(兵庫県尼崎市)を訪問し、データ入稿から編集、製本に至るまでの製造工程を見学するとともに、DOD出版センター発足の経緯や受発注プラットフォームの概要、利用方法などについて説明した。
■12社から14人が参加
 DOD出版センターは、光和コンピューターをはじめ、印刷、印刷機器メーカー、流通、システムなどの企業が協業する事業。今回は70年の業歴があり、関東、関西に主場や配送センターを持つ研文社の尼崎工場見学に、関西の出版社12社から14人が参加した。
■CTPルーム無人化でコスト削減実現
 勉強会冒頭、研文社・網野勝彦社長が、「関西のメーカーを取引相手に培ってきた『多品種・小ロットをいかに低コスト化するか』のノウハウを提供できる。中でも自動車メーカーのカタログ、説明書づくりの仕事は、メーカーサイドの厳しい要求を完遂してきた。その経験はきっと皆さんのお役に立てると考えている」とあいさつ。
 製本の印刷機械は通常、丁合機で1枚1枚重ねて出てくることから、その工程で、落丁・乱丁が発生することがある。しかし、同社の機械は1枚に繋がった折丁(蛇腹状)で排出され、最後に断裁するため、落丁乱丁が出ないことが特徴のひとつ。これは国内では同社のみで扱っている仕様だという。
 また同社では、入稿から刷版、オンデマンド、原稿チェックなどの工程全てをソリューション部ルームで完結させている。これにより工場内の、CTP(コンピューター・トゥ・プレート)ルームの無人化に成功。コストダウンにもつながっている。
 CTPルームは無人のため1人による原稿確認作業は行われないが、ソリューション部ルームで検査員らが入念にチェックすることで、この仕組みを導入した1999年以降、キズや汚れなどの事故、クレームはゼロだという。
 ソリューション部ルームと工場のオフセットエリア、オンデマンドエリアの見学を終えた参加者からは、「インクジェットでの印刷は水性顔料と聞いたが、水を付けても滲まなかった。耐水性があることがわかった。安心して利用できる」などの意見が聞かれた。
■ウェブ見積もりサービスを説明
 続いて、DOD出版センターの趣旨や特徴と、新サービスのウェブ受発注プラットフォームにつて説明が行われた。
 DOD出版センターは10冊から対応し、単発のコストダウンに留まらず継続的な出版活動サポートを掲げる。
 ロール式インクジェット印刷機やトナー印刷機など、状況に適した機械を使用。カラーは1㌻ごとの金額対応。PDF入稿でも底本からのスキヤンでも可能。初版300冊以上の場合はカバーとスリップを無料で印刷する(増刷は10冊から)。
 新サービスの受発注フォームは、ウェブ上で利用できる。IDとパスワードを発行し、入稿形態、仕様、㌻数、判型など必要項目を入力すれば、見積もりが自動計算される。この結果をプリントアウトし、会議に利用するなど用途は幅広い。
 仮発注後の詰めの作業(紙の種類や納期など)は、センター事務局が対応することで、フオロー体制も整えている。
 すでにIDとパスワードを取得し、利用している参加者もいて、「使いやすい。便利」という声があがっていた。
■”餅は餅屋”のサプライチェーン
           
           
 DOD出版センター・柴崎和博運営委員長(光和コンピューター)は、センター発足の経緯について「出版物の売上げが96年をピークに年々下がっているが、いったいどこが底なのか。こうなると業界でイノベーションを起こし、自らの力で上げていくしかない。本を求めている人が少数でもいるのなら、小ロットでも作れる仕組みが絶対に必要。r欲しい人に本を届ける』、この普通の環境に出版業界もならなければならない」とし、「出版社と印刷会社との商談や打ち合わせをもっと効率化するべき。そこでウェブプラットフォームによって効率良く出版社と印刷会社が付き合い、データも全てオープンにできる環境をつくりたかった」と述べた。
 そして最後に「協業社の中には物流会社も参加している。『餅は餅屋』、専門分野が集まったサプライチェーンでの事業。コストも安いと自負している。販売チャンスを逃さず、読者がいる場所に本を届ける仕組みづくりに役立ちたい」と語った。
 参加者からは「現場ではオンデマンド出版の需要が高まっている。価格がわかりにくい印刷会社などもあり困惑していた」、「会社に戻ってさっそく見積もりを出したい」など関心の高さが伺えた。
 詳細は光和コンピューター内の同センター 03(3865)1981/ホームページhttps://www.dodpcenter.com/

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